飲食店ののぼりというと、街頭に並べてあるのぼりをイメージする方も多いのではないでしょうか。これはまずここに飲食店がある、と歩いている人や飲食店を探している人に認識してもらうファーストアプローチの意味があります。
足を運んで来店していただかないと売り上げにつながりません。店舗の周辺や道路の人目につくところ、また入り組んだところにお店がある場合は、可能ならば店までの道のりにも並べましょう。わかりにくい立地の場合は、お店へのガイドの役割を果たしてくれます。
街頭の大型のものが集客としてのツールならば、卓上のタイプは販売促進につながるツールとして活用できます。レジの上や各テーブルなどに、アピールしたいサービスやお知らせ、販売を強化したい商品を置くことによって、顧客にインパクトを与えることができます。
飲食店でののぼりの活用法
飲食店で販売促進に効果のある設置場所はダントツでテーブルです。スーパーのポイントやセールのお知らせなどと異なり、目的は販売強化をしている商品の選択を促すことです。卓上にのぼりを設置することにより、メニューを開く前に視覚的におすすめの商品を訴求することが可能になります。季節限定の商品やイチオシのメニューを、効果的に宣伝できるのです。家族連れの場合は、ブック型のメニューよりもすぐ目につくのぼりの方が子供も反応しやすいです。
レジ前に設置する場合は、店舗独自のアプリの展開やポイントの案内が多くなります。お会計前に周知することにより、スムーズなやり取りができる他、会計待ちで並んでいる消費者に対し有益な情報を知らせることができるというメリットがあります。
効果的に使う飲食店の卓上のぼり
テーブルなどで使用する卓上タイプのものは、消費者に対し、店舗の販売を強化する商品の周知及び注文を促す役割を担っています。
効果的なデザインのひとつとして、文字だけではなく写真やイラストなど視覚的に訴えるものもおすすめです。席についたときに、食べたい、と食欲をそそる写真やイラストを目にすることにより、メニューの選択肢の優先順位を上げるのが目的です。
また文字もただ単にメニューを書くのではなく、「あつあつ」「できたて」「トロトロ」など、商品イメージを連想させやすいワードを取り入れると、食べてみたいという注文欲求を刺激します。
様々な工夫を凝らしてデザインするのも大切ですが、まずは消費者が分かりやすいものにすることを心掛けましょう。